肩こり
肩のこりや痛みと言えば,中年以降の人たちの病気と思われがちですが,最近では若い人にもよくみられます.
肩こりは肩甲骨を引き上げる筋肉に起こります
腕を吊り上げる役目をしているのは,肩の上におおいかぶさるようにしてついている僧帽筋という筋肉です.西洋の坊さんの帽子に似ているので付けられた名前です.
僧帽筋,肩甲挙筋,菱形筋が最も肩こりを起こしやすい筋肉です.
肩こりの原因には,ストレス,運動不足,悪い姿勢,肥満とやせ等があります.
肩に手を当てて摘んでやると飛びあがらんばかりに痛いしこりがみられることがありますが,これは筋肉の運動が不活発だと,血液循環がうまく行かなくなって,うっ血状態を起こして起こります.この状態を放置しておくと,痛みやこりがさらに筋肉を緊張させ,血流をいっそう悪くさせるという,悪循環をまねきます.また頭痛の中でよくみられるものに後頭部から頚にかけての重い痛み,帽子をかぶったような痛みがあります.肩こりの頭痛(筋緊張性頭痛)とも呼ばれるもので僧帽筋という筋肉のこりが原因です.肩がこったらストレスがたまらないようにして,適度な運動をして,その個所をもみほぐしてやるのがよいのです.
医療法人社団成山会山の上クリニック