靴による足の痛み


靴による痛み五十欧米ではフットドクターと呼ばれる足の治療師が存在するように,靴による足の痛みは従来から注目されてきました.日本でも靴の普及とともに,靴による痛みが次第に増加してきました.靴による痛みを生じる疾患としては,外反拇趾,ハンマー趾,扁平足,pump bump,アキレス腱周囲炎,足底腱膜炎,陥入爪などがあります.

 

 

 「よい靴」とは?

@さきたまが丸く広く,指先と靴の間に1〜2cmのゆとりがあり,靴の中で趾を動かすことができ,他の趾と重ならない.

A踵は低く,広いものがよい.

B踏まずは広く硬く,縦アーチに相当する部位に存在する.

C爪皮は広く高く,その一番広い部分は中足骨骨頭に一致し,その部分の足まわりの寸法の2〜3cm大きいものがよい.

D月形はきつからず,硬からず,ゆるからず,踵部と適合するものがよい.

E底は厚く,十分な硬さをもっている.

 

 医療法人社団成山会山の上クリニック