足の裏の痛みとモートン病


モートン病の症状は,足の裏の中指と薬指の間に神経痛様の痛みが見られる病気です.中年の女性に多く歩行や運動で増強する中足骨頭部より足趾に及ぶ神経痛様の疼痛で,特に爪先立ちやしゃがみ込みで増悪します.ハイヒールや足先の細い靴で前足部に負担がかかることが原因とも言われています

 

 

 モートン病の原因

第3,4趾間に多く次いで第2,3趾間に見られます.明らかな誘引がないことも多いが,きつい靴をはいた後や激しい運動後に症状が見られることもあります.足底神経という第3,4趾間を通る神経が歩行時に関節の背屈により引っ張られ,靱帯と足底で圧迫を受けることから痛みを生じます.

 モートン病の治療

前足部の幅の広いローヒールなど靴の工夫,足のアーチをサポートする簡単な装具,神経痛のある部位へのステロイド局注が効果があります.

また機械的刺激が繰り返されることが原因で神経腫ができることがあります.その場合は神経腫切除術が行われます.

  

 

 

医療法人社団成山会山の上クリニック